鹿児島県奄美市に位置する奄美大島世界遺産センターは、2021年7 月の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録を受け、2022 年7月に開館しました。「生命のにぎわい」に包まれる奄美大島フィールド探索型ミュージアムをテーマとして、センター内には、奄美大島の森とそこに生息する生きものを実際にフィールドを歩いているように体感・観察することができる再現フィールドや、奄美大島の自然を守るための取り組みやルールを学ぶことができる展示コーナーなどがあります。
 展示コーナーには、奄美大島の森の空間を再現し、生きものの鳴き声や雨の音、明るさによって四季を通じた変化を体感できます。シイの森や雲霧林、渓流の風景と、息づく生きものの様子を壁一面に映し出して、世界自然遺産の森の魅力を伝えています。
 弊社は、世界自然遺産の価値をより多くの人々に理解・共感してもらうために、展示コンテンツの調査、構築、監理を行うことで、フィールドの実体験に近い体験が可能になるように室内の限られた条件下で、ジオラマ等を用いて現実性の高い奄美の森を再現することに取り組みました。
 奄美大島世界遺産センターは、2022年7 月の開館から8ヶ月余りで10 万人の来訪者がありました。深堀りした展示コンテンツと協働により整備された展示を通じて、多くの来訪者に対して世界自然遺産奄美大島の自然の価値とそれを守るための取組やルールを伝えることに貢献しています。
奄美大島世界遺産センターの画像
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