ご挨拶

近年、わが国のみならず国際的にも生物多様性の保全や循環型社会の形成が主な課題としてとりあげられております。都市や農村、山岳地域においてもさまざまな分野の技術や活動が必要とされています。

空間づくりを通じて、ひとと自然の良好な関係を築くことを職能とするランドスケープ分野においても、自然科学や社会科学を基礎として、持続的な地域へと道筋をたてる計画技術、地域の関係者との調整や協働を促すファシリテーション技術、これらをもとにしたフィジカルなエコロジカルデザインをより現場に密接に関わるかたちで提供することが急務です。

生物多様性の保全に関しては、今ある自然の保護にとどまらず、失われた自然を取り戻す自然再生や、放棄された里地里山の再生、生態系や種レベルだけではなく、人の目には見えない遺伝子レベルも考慮した保全措置が重要な視点となっています。また、東日本大震災以降は、自然エネルギーが見直され、バイオマスエネルギーや小水力発電などの身近な自然資源を持続可能なかたちで利用することが求められています。環境が持つ機能を総合的にとらえた新しいランドスケープの創造が必須の時代となってきました。

私たちは、現代の社会が求める課題に対して、クライアントの皆さまや地域の方々とともに取り組み、現場に即した知恵と技術とデザインを提供いたします。また、身近な自然を親しみ、地域を思う多くの方々が満足され、良質な地域の自然環境が目に見えるかたち「景域」としてお届けすることを目指しております。

今後とも、ご指導賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

景域計画株式会社

代表取締役  八色 宏昌